ヤマアカガエルの登場

野津田公園には希少なカエルがひっそりと生息しています。そのカエルは「ヤマアカガエル」です。
レッドデーターブックでは、東京都など絶滅危惧Ⅰ類に指定され、全国的にも危惧種指定されている希少なカエルです。

厳しい冬を乗り越える卵

毎年、多くの卵が観察できます。約1,000個以上の粘着性がある寒天質に包まれた卵を年1回のみ産みます。氷の張る厳しい環境下で、じっと春が来るのを待っているのです。

おたまじゃくし

卵は約2週間ほどで孵化する。幼生は5〜8月には変態し、幼体になります。こちらのカエルは珍しい生態をしており、成体になるには生後2〜3年程かかり、冬眠する際は、ニホンアカガエル同様、水底で冬眠します。

この里山豊かな自然が多く残る野津田公園には様々な生き物たちが多く生息しています。これからも多くの生き物をご紹介できればと思います。