野津田公園には様々なチョウたちが生息しています。本日の観察で撮影できた蝶たちをご紹介します。
こちらは東京都では局地的で観察されるミドリシジミ。蝶愛好家の間で人気のゼフィロス蝶ですね。オスの翅表面は緑色に輝く美しいシジミチョウです。写真を撮りたかったのですが、なかなか翅を開いてはくれません。
レッドデーターブックでは、神奈川県など準絶滅危惧種に指定され、全国的にも危惧種指定されている希少な種です。東京都では情報不足となっています。
近年の研究で蝶が吸水するのは、すべてオスで、交尾前にアンモニアを摂取する行動が分かっています。行動範囲が広く、飛翔力も強いクロアゲハを撮影するには、このような吸水ポイントを把握するのが重要です。
春〜秋深くまで観察できるかわいいシジミチョウがこのベニシジミです。カメラで接写すると本当に可愛らしい顔をしています。警戒心も弱く、撮影するのも簡易です。雨上がりの時などは翅を乾かすのに大きく翅をひろげ、手で触れても逃げない時もあるほどです。
この里山豊かな自然が多く残る野津田公園には様々な昆虫たちが多く生息しています。これからも多くの昆虫をご紹介できればと思います。
園内での動植物の採取は硬く禁じられております。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。